歳を重ねていると、古いものを見ると初めて見るものでも妙に親近感が湧き出てきてくる。
今回、リスティングをお願いされた家も25年ほど前に私がベーカリーカフェを経営していたときに頼んでいた会計士さんのご自宅。LAから45マイルほど東に入ったPomonaという街にある。
この家はPomonaの中でもLincoln heights histric districtと呼ばれる、ヒストリカルな建物や町並みの保存地域の中にある。
当然この中に立っている家は1920年代に建てられた歴史的な建物ばがりだ。
よくアメリカの製品は工業化されてしまっていて、クラフトマンシップがないという話を聞いたりするが、昔のアメリカは違う。アーチ型の入り口やカーブド天井などどれをとってもクラフトマンシップなのである。それだけではなく、現代の整備された新しいデベロップメントでは考えられない、家一つ一つが本当に個性があるのだ。それが全体的な街造りに寄与している。現代ののアーキテクトさんにぜひ見習ってほしいなー。
(下の写真はほんの一部です。)
これが今回売らせていただく家です。何とも味が
あります。