米国金融機関では不可能な、2.1%の利率のローンを 利用するには、いくつかの条件が必要ですので、誰にでもメリットがあるわけではありません。
もしあなたが、エクイティーが30%に満たない、もしくは、ダウンペイメントが 25%以上無い場合は不向きですのでご了承ください。
→ 主な応募条件
・ 収入の証明書類が必要です。
・ 25-30%のダウンペイメントが必要です。
・ 70才までにローンが完済する必要があります。
・ 支払いは、円ドル為替と日銀基準貸付率による変動金利になります。
・ セカンドホーム、投資物件に限られます。
・ 各種、ファイナンシャル費用 のリストです。
気になるのが、変動金利ですが
→ 変動しても、絶対にお得な理由があります
(1) 円ドルレートによる変動 :
$50万ドルの物件を購入、25%のダウン、$375000を円ローン:
レート 支払(ドル) 支払(円)
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125 $570 ¥71,250
117 $609 ¥71,250
105 $679 ¥71,250
97 $735 ¥71,250
レートが97円の円高になったとしても、円モーゲージの毎月の支払いは$735ドルです。
一方、ドル建てローンの場合、利子だけ支払いでも、毎月$2,188です。円モーゲージが断然有利といえます。
(2) 基準貸付率による変動 :
ご存知のように、日銀基準貸付率は、過去10年間、0.5%以下を継続してます。 公定歩合はほとんど変化てません。
仮に、円高になり、基準貸付率も上がったとした場合、それでも、円建てローンを 組むメリットはあるでしょうか。別のアーティクル< 何故、今円モーゲージ?>を ご参考ください。
以上の条件を満たせる方にとっては、円モーゲージは良きあなたのパートナー になってくれます。
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(注) 収入証明の条件変更
おかげさまで大変盛況の円建てモーゲージですが、 銀行の意向により円建ての収入証明が出来る方に限る、という制限に戻ってしまいましたので、ここにお知らせ申し上げます。 海外の駐在員の方などは、日本での雇用、日本でのビジネス収入、の証明書が必要になります。
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(注) 名称の変更
日本銀行は2006年8月11日に「公定歩合」に関する統計の名称変更を行い、 今後は公定歩合という名称は使わず、「基準割引率および基準貸付利率」と呼ぶことを発表した。
詳細は http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E5%AE%9A%E6%AD%A9%E5%90%88#.E5.90.8D.E7.A7.B0.E3.81.AE.E5.A4.89.E6.9B.B4
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APR ( ANNUAL PERCENTAGE RATE ) とは? :
利息は変動利息 ( 2007年1月現在 2.1% )
米国&カナダ -- 日銀発行の基準貸付率に基づくCost of funds + 1.5%
その他の地域 -- 日銀発行の基準貸付率に基づくCost of funds + 1.0%
ローン契約時の費用は合計で利用額の、2%-3%が目安です
申請費用 : $1,000-
プロセス費用 : $980/件 *払い戻し不可
アレンジメント費用 : 利用額の1% (米国) 0.5% (その他の地域)
コミットメント費用 : 利用額の0.3%
コンサルテーション費用 : 利用額の1%
クライアント・リーガル費用 : 主に弁護士による書類確認費用
バリュエーション費用 : アプレーザーによる物件の査定費用